上記計算式では塑性変形を考慮することができず、圧縮と荷重の関係は直線となります。
実際の荷重は塑性変形の影響により曲線となります。
- 計算値とご使用の荷重値が異なる場合は、当社へお問い合わせください。
- 計算で算出した数値については、試作を行い、検証確認を行うことを推奨いたします。
高品質、少量・大量生産への対応により、50年以上のご使用と多くの採用をいただいております。
当社の製品は、厳しい品質が求められるカメラ業界や精密モータ産業等で認められています。
長年の経験に基づく製造技術と厳しい品質管理によって生み出された高品質・高精度の製品をご提供します。
豊富な製品ラインナップから、お客様のご要望に合わせた最適な製品をご提案します。
一般用 : 400種以上
ベアリング用 : 150種以上
様々な形状も提案いたします。
お客様のご要望に合わせ、オチアイ独自の設計手法や今までの実績データを基に迅速かつ精度の高い設計提案、試作対応を行います。
ウェーブワッシャーの寸法は、単純な部品の大きさではなく、圧縮ばねとしての性能に大きな影響を与えます。
内径 |
製品内径。内径干渉物より大きい値になります。 内径はたわませると寸法が大きくなります
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外径 |
製品外径。外径干渉物より小さい値になります。 外径はたわませると寸法が大きくなります
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リム幅 |
太い : 荷重が大きくなります。 細い : 荷重が小さくなります。 |
自由高さ | 製品の全高となり、すべての山が同じ高さになった時の寸法です。 |
板厚 |
厚い : 荷重が大きくなります。 薄い : 荷重が小さくなります。 |
波数 |
基本の波数は3山です。 2山、4山以上の対応も可能です。 |
ウェーブワッシャーの荷重特性は、一般的なコイルばねと異なり曲線となるため、使用する領域により注意が必要となります。(荷重特性イメージ参照)
ただし、各領域が明確に現れない製品もあります。
P | 荷重(N) |
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S | 応力(N/mm2) |
D | 外径(mm) |
d | 内径(mm) |
Dm | 平均直径(mm) 〔=(D+d)/2〕 |
b | リム幅(mm) 〔=(D-d)/2〕 |
t | 板厚(mm) |
N | 波数 |
δ | たわみ量(mm) |
E | 縦弾性係数(N/mm2) |
π | 円周率 |
材料 | 縦弾性係数(N/mm2) |
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ばね用鋼 | 206000 |
ばね用ステンレス鋼 | 181000 |
上記計算式では塑性変形を考慮することができず、圧縮と荷重の関係は直線となります。
実際の荷重は塑性変形の影響により曲線となります。
ウェーブワッシャーを1~3に示す条件下で使用する際、へたりの影響により初期の自由高さに比べ、高さが低くなり、荷重が変化します。(図1参照)
ウェーブワッシャーを使用する前にセッチングを行うことで、このへたりを取り除くことが可能です。(図2参照)
ウェーブワッシャーを組合わせることにより、荷重とたわみを変えることができます。(図3参照)
ただし、直列重ねのみ平ワッシャーと組合わせる必要があります。
たわみと荷重の計算式について計算値と実測値には差が生じます。
これは、計算式では外内径等諸条件を代入すると、たわみと荷重の一次方程式となり、グラフに示すと直線になります。
これに対し実際の荷重曲線は単純な直線になることはなく、曲線となるためです。